ディズニープリンセス&ドール系アカウントのインスタグラムの筈なのに、唐突に髭面のおっさんのポスターが・・・
と思われた方、すみませんT▽T
たまに病気に罹患します、インド映画病です。
インドのお祭りディワリーに合わせ今週公開され、インド国内はもとより世界でもビッグヒットを飛ばしていると言われておりますこの映画。
タイトルは「Mersal」
意味はびっくりとか驚きとか、そういう意味らしいです。
以前京都の念仏寺ロケではお墓の中で踊りまくってくださった、インドはタミルナドゥ州を代表する俳優の一人「ヴィジャイ」が主役です。
なんだかここにきてますます体型やルックスに磨きがかかっております。
以前より若返ったような・・・?
今回の映画のテーマは、インドの医療の問題。
アメリカの医療の現状もひどいですが、インドも貧富の差や地域差により得られる医療の差がとても激しいようです。
日本人からすると、事故時の画面や暴力の描写が激しいような、ショッキングな場面もありますがそれも現実の側面の表現としては仕方のない部分もあるように思いました。
私の感覚ではこれは子供には見せられないな、と思うような表現でしたがそこはインド。
小さな子連れの家族もたくさん観に来ておりました。
ヴィジャイの映画は、ディワリーの家族イベントみたいなもんですかね。^^;
音楽はやはりタミルナドゥ州出身でインドを代表する作曲家、「スラムドッグミリオネア」でゴールデングローブ賞を受賞したA・R・ラフマーン。
この映画のダンスシーンの曲は、もういずれも大ヒットしているらしいです。
いつもは私はついつい笑ってしまう(すみません!)インド映画のダンスシーンも、今回はとてもゴージャスで力強く、タミル愛に溢れたものばかりでした。うーん素晴らしい。
そしていつもは演技力など全然(゚ε゚)キニシナイ!!そんなの問題ない!な俳優だと思っていたヴィジャイが、今回はなんと3役。
演技力なんて気にさせないストーリーのスピード感と熱演。(私の書き方が悪いだけでめっちゃ絶賛してます) 好きな脇役さんやコメディ俳優さんもいっぱい出ていて、それも良かったです。
面白い場面は面白かったし、シリアスな場面や泣かせる場面もきっちりばっちり、減り張りの効いた映画でした。
公開数日にして評判も高いようですが、日本では超限定上映らしく・・・。
10月20、21、22の3日間だけ、しかも場所は4カ所のみ。
私は市川の映画館に行きましたが、それもその1回だけの上映だったようです。う~ん勿体ない!!
でも、そのぶん公開時のお客さんのインド人率はんぱなかったです。イオンシネマ・インド濃縮タイプ。
私とあと数人だけたぶん日本人。他は全員インドインド。
そしてスタートから盛り上がる会場!歓声、口笛、拍手。
本場からしたら全然おとなしいらしいのですが、日本人からしたらめっさ盛り上がってるや~ん。という雰囲気でした^^;こういうのも楽しくてとてもいいですね!
最近の日本映画の傾向と比べると、なんだか羨ましくなってしまうような映画でした。
全編思いっきりタミルの郷土愛に溢れてます。
旦那にもルンギー(腰布)とシャツを着せちゃおうかしら。
ただ、あれ冬は寒いのよね・・・
今日あれを着てポスターと写真を撮っていたインドの人を見たけど、かなり気合い入れて来たな!と嬉しくなりました。来年の夏は旦那もルンギーにしよっと。
↑ヴィジャイのタンクトップwithルンギー姿。
南インドのおじさま方はこんな格好で道端でくつろいでいるのをよく見かけましたね・・・。